【9800円?】旅行会社の超格安の海外旅行ツアーをおすすめしない理由【韓国編】

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この記事を開いて下さった方の中には、旅行会社の超格安海外旅行ツアーで旅行をしようとしている方もいると思います。

私は、過去に超格安ツアーで旅行に行ったことがありますが、やはり安い分のデメリットは大きく感じました。

1万円以下の格安ツアーと自己手配の旅行の両方を経験した私が、両者を料金面・スケジュール面などで比較しメリット・デメリットなどを説明していきます。

超格安海外旅行ツアーとはどういうものか

HISでは、このような超格安ツアーが旅行会社の目玉として組まれていました。

1万円以内で海外に行けてしまう!?」と考えるととても魅力的ですよね。

実際に支払う値段には税金が加算

1万円以内で海外に行けてしまう!?」と思いそうですが、実際は空港税などが加算された金額を支払うことになります。

今回は最安値(9800円)の日程(3月17日)での支払額について説明します。

実際の支払額 2人組で旅行した場合

2人組で旅行した場合

ツアー基本代金に加え、日本の空港税、現地税、国際観光旅客税が加わり32,300円です。
1人あたりだと16,150円です。

実際の支払額 1人で旅行した場合

1人予約の場合、1人部屋追加代金10000円が加算され26,150円となります。

1人旅行と2人旅行の場合の料金

1人で旅行した場合:26,150円/1人
2人で旅行した場合:16,150円/1人
となります。

9800円よりだいぶ高くなりましたね。

次はスケジュールについて説明します。

超格安ツアーのスケジュール

このようなスケジュールとなっています。

【飛行機の出発・到着時間に関して】

スケジュール内の飛行機の時間を見ると、時間に幅があるのが分かります。
格安ツアーの場合、航空会社が予約段階では未定で出発一週間前頃までを目安に確定することが多いです。
そのため、早朝便または深夜便になるかどうかも出発の1週間前にならないと判明しないことがあります。

もし、帰りの便でソウル05:55発の早朝便になった場合、空港には午前4時前後には到着している必要があります。
その場合は始発がないため、前日から空港に着いている必要があり、追加料金を払い空港ホテルに宿泊するか、空港内に寝泊まりする必要があり、どちらにしても負担になってしまいます。

このスケジュールだと観光できるのは実質1日半〜長くて2日ほどになります。
また、早朝便や深夜便になった場合、早朝・深夜に移動することになり体力的にも大きな負担になってしまいます。

個人手配の場合の航空券や宿泊について

ソウル旅行を十分に満喫するのに必要なのは最低でも丸2日は必要です。
そのため、個人で手配する場合は4日間の日程で考えました。
4日間の日程で観光できる実質の時間は2日半〜3日ほどです。

航空券について

【個人で3月17日〜3月20日で航空券を手配した場合について(ツアーでは3日間でしたが、個人では4日間での予約を考えてみます)】

往路:ティーウェイ航空
成田 13:25発 ソウル16:25着

復路:イースター航空
ソウル 15:40発 成田17:55着

【料金】
1人11810円(税金・燃油サーチャージ込み)

時間帯は日本出発・ソウル出発ともに昼過ぎなので、時間に余裕を持つことができます。

宿泊について

2人組の場合

宿泊予約サイトagodaにある
【ティーマークホテルミョンドン】(☆4・評価8.2)を例にして考えてみました。
観光スポットとして人気な明洞のホテルですが、2人3泊で19,041円です。
1人あたり3泊9520円というとてもリーズナブルなホテルです。

今回は【ティーマークホテルミョンドン】を選びましたが、agodaでは様々なランク・値段のホテルが用意されているので予算などに合わせたホテルを選ぶことができます。

1人の場合

海外のホテルは基本的には「部屋代」として料金を支払います。
そのため、1人旅の場合「ホテル」に泊まるという選択肢以外に「カプセルホテル」「ゲストハウス」に泊まるといった選択肢が安くて済みおすすめです。

今回紹介するのは明洞にある【ザ キューブ ホテル】というカプセルホテルです。
明洞から近く、評価8.8の高評価です。

こちらのカプセルホテルは3泊サービス料など込みで6,297円でした (記事執筆時)。
※セールクーポン570円分使用

1泊あたり2,099円です。

その他 チムジルバンに泊まる

チムジルバンとは韓国で最近増えている健康ランドのような施設です。
24時間営業で温泉・仮眠スペース・雑魚寝スペースなどが整っており、泊まることも可能です。

ソウルにはチムジルバンはたくさんありますが、おすすめな一例を紹介します。
「ドラゴンヒルスパ」というチムジルバンです。
【ドラゴンヒルスパ】
地下鉄1号線龍山駅を出て徒歩1分程の位置にある、地下1階地上7階建て24時間営業の巨大スパ施設です。

konestより引用

料金

平日昼間(5:00~20:00の入場)大人:13,000ウォン(約1200円)
子供:7,000ウォン(約640円)
土曜・日曜および韓国の祝日の昼間
(5:00~20:00の入場)
大人:16,000ウォン(約1460円)
子供:7,000ウォン(約640円)
夜間(20:00~5:00の入場)大人:16,000ウォン(約1460円)
子供:7,000ウォン(約640円)

※2/24時点 10,000ウォン=約913円
※12時間以上の滞在は、1時間を過ぎるごとに1,000ウォンの超過料金がかかります。

「ソウル」や「明洞」など主要な場所から遠くない場所にあり、1泊あたり1500円ほどで泊まれ、温泉・サウナなどを楽しむことができるためコスパはとても良いです。

ソウルのチムジルバンに3泊した場合

多くのチムジルバンは高くて日本円で1500円ほどでなので「1500円×3=4500円」ほどで済みます。

自力で予約した場合の航空券+宿泊費の支払総額

さて、HISのツアーの場合、支払総額は
【2人で旅行した場合】1人16,150円
【1人で旅行した場合】1人26,150円

でした。

自力で航空券と宿泊を手配した場合の支払総額はいくらになるでしょうか?

2人組の場合

航空券料金料金:税金・燃油サーチャージ込み
11,810円(/1人)
宿泊費ティーマークホテルミョンドン  
9,520円(/1人×3泊)
合計21,330円
個人手配で2人旅行した場合

1人の場合

航空券料金料金:税金・燃油サーチャージ込み
11,810円(/1人)
宿泊費ザ キューブ ホテル
6,297円(/1人×3泊)
合計18,107円
個人手配で1人旅行した場合

ちなみにチムジルバンに宿泊した場合は1泊1500円とすると16,310円となります。

ツアーと比較

格安ツアー(3泊)【2人組旅行】16,150円/1人(ホテル)
【1人旅行】26,150円/1人(ホテル)
自力で予約(4泊)【2人組旅行】21,330円/1人(ホテル)
【1人旅行】18,107円/1人(カプセルホテル)
ツアーと個人手配を比較

【2人組で旅行した場合】格安ツアーの方が、5,180円安い値段となりました。
【1人で旅行した場合】自力で手配した方が、8,043円安い値段となりました。

2人組で旅行した場合、格安ツアーより5000円ほど高くなってしまいました。
しかし、この5000円の中に「追加の1泊」「深夜便の回避」「自分で選んだホテルに宿泊」など、メリットがいくつもあることを考えれば十分その価値はあると思います。

それぞれのメリット・デメリット

ここまでは料金などについて説明してきましたが、次にそれぞれのメリット・デメリットについて説明します。

格安ツアーのメリット・デメリット

メリット①個人で航空券やホテルを手配する手間がない点
②基本的に航空券には無料受託手荷物が付加している点
③旅行会社が手配するので安心という点
デメリット①予約段階では飛行機の時間や宿泊地が未定であることがあり、予定が立てづらい点
②飛行機の時間が決められているため、場合によっては前泊などの追加料金が必要になる点
③早朝便や深夜便の場合、体力的に大きな負担となる点
④スケジュールに柔軟性がなく、観光できる時間が十分でない可能性がある点
※⑤ランクが低いホテルが選ばれることが多い点

⑤ランクが低いホテルが選ばれることが多い点 について

私自身、何度か格安ツアーで海外旅行をしたことがありますが、格安ツアーでは基本的に最低ランクのホテルが選択されることが多いです。
そのためホテルによっては潔癖症であったり、ホテルでゆっくり過ごしたいという方にとって苦痛になることも。

自力で手配した場合のメリット・デメリット

メリット①事前に時間や宿泊地が確定するため、予定が立てやすく、安心な点
②スケジュールに柔軟性があり、満足のいく日程で旅行することができる点。
③早朝便・深夜便を避けることができるため、体力的な負担を軽減できる点。
④予算により、ホテルのグレードなども決めることができる点
デメリット※①航空券に無料受託手荷物が付加していないため、持っていく荷物を制限する必要がある点。
②自力で手配する必要があり、手間がかかる点
③航空券や宿泊のトラブルについても自力で対処する必要がある点

※①航空券に無料受託手荷物が付加していないため、持っていく荷物を制限する必要がある点 について

LCCの場合、基本的には無料では手荷物を預けることができません。
そのため、航空会社によって決められた重さ(7kgや10kgの場合が多い)の手荷物しか機内に持ち込むことができません。
超過する場合は「事前」or「空港カウンター」にて追加料金を支払う必要があります。
※ツアー(格安含)では、基本的に受託手荷物のオプションが付加しているので、超過した場合でも無料で預け入れることができます。

実際には重さを少し超過したくらいでは指摘されないことが多いです。
しかし、基本的には超過した場合、追加料金を払うことになっているため、できるだけ軽くしていくことをおすすめします。
また裏技として、人間の重さは関係ないため、ポケットにたくさん重いものを詰め込むor持ってきた衣服をたくさん着るなどで、その場を凌ぐこともできます。

結論 格安ツアーより個人手配の方がおすすめな理由

私はタイトルにもある通り、格安ツアーよりも個人手配の旅行の方をおすすめしています。

まず格安旅行の大きなメリット、それは手配する手間が省けて会社が手配するので安心
という点1つしかありません。

値段については、個人手配で格安ツアーより安くすることも可能ですし、予算によってホテルだけいい所にするというアレンジをすることも可能になります。

航空券や海外ホテルは大手のサイトを使えば、日本語で安心して手配することができます。

航空券予約おすすめサイトスカイスキャナー/トラベルコ
海外ホテル予約おすすめサイト trip.com/booking.com/agoda
/expedia/トラベルコ

私は、今まで10カ国以上海外に行っており、その度に航空券やホテルを自己手配しましたが、「飛行機に乗れなかった」や「ホテルに泊まれなかった」ということはありませんでした。

また、自力で航空券やホテルを手配することで効率の良い負担のない旅行をすることができましたし、旅行後の達成感も得ることができました。

この記事を読んでいる方の中で、もし格安ツアーでの旅行を考えている方がいたら、一旦個人手配の可能性についても考えてみてはいかがでしょうか?
きっと更に良い旅行ができるようになると思います。