被災者がスマホと生成AIで作った「イマココナビ」 延べ16万人が利用

7月28日に発生した熊本地震の被災地で、被災者自身がスマートフォンと生成AIを使って立ち上げた生活情報サイト「イマココナビ」が広く使われている。報道によると、公開から1週間余りで延べ16万人以上が訪問し、4000件を超えるスポットに5万件以上の書き込みが集まった。

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避難所で、地震発生から約9時間で公開

立ち上げたのは熊本県御船町の加悦美里さん。家族と避難所に身を寄せる中、SNS上に「ガソリンが入れられない」「ミルクが手に入らない」といった声があふれる一方で、その情報が必要な人に届いていない状況を目にしたという。散らばった情報を1カ所に集めようと考え、手元のスマートフォンから生成AIを操作してサイトを組み上げ、地震発生から8〜9時間ほどで公開にこぎつけた。

掲示板形式で「行政が拾いきれない情報」を共有

サイトは、営業しているスーパーやガソリンスタンド、給水所、物資配布や炊き出しの場所、入浴施設などを、実際に訪れた人が書き込んでいく掲示板形式。子どもが遊べる公園やペットフードの入手先といった、行政の公式発表ではカバーしきれない細かな内容まで共有されている点が特徴だ。

「作るハードル」は下がったが

2011年の東日本大震災でも、発生から数時間で情報サイト「sinsai.info」が公開された例がある。ただ当時はボランティアのエンジニアが総力を挙げて構築したもので、個人がスマホ1台で同種のサービスを立ち上げられる状況ではなかった。今回の熊本地震では同様のAI製サイトが複数生まれたものの、告知不足や使い勝手の問題で利用が伸びなかったものも少なくないという。生成AIが「作るハードル」を大きく下げた一方、運営を続けるハードルは変わらず高いことも浮き彫りになった形だ。イマココナビは現在、運営継続のためのクラウドファンディングを実施している。

出典: ITmedia NEWS / 時事ドットコム / 熊本日日新聞

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